ここではスロッター加工についての技術的な資料や質問についてご覧いただけます。掲載内容以外にも治具を作ることによって加工できるものもあります。またかつてはお客様で、特殊なオリジナル部品を作ろうと専用の機械を作れないかと相談されたこともありました。 ここに載っていないからといって加工できないだろうと諦めずにまずご相談ください。
最もよく使われる平行キーでキー溝の公差として使われている(JIS・ISO)公差表を作りました。
適応する軸径は、キーの強さに対応するトルクから求められているもので、一般的な目安です。
キーで使われる規格は表の通りですが、それ以外の公差でも加工できます。
巾と深さの公差はどれぐらい見ればいいか?
この様な問い合わせが多いのですが、基本的にその部品をどんな用途で使うのかで違ってくるのでお客様の判断です。しかし、最近特に理由も無く厳しい公差を入れてあるものが多いとは思います。お客様の設計者と話していると加工によって出せる公差は違うのにどんな加工でも厳しい公差にあわせて統一してしまう設計者が多いいみたいです。それによって無駄なコストかかっているとおっしゃっていました。
当社では公差の問い合わせにはスロッターのJIS規格の一般公差で説明しています。
これまで加工した材質一覧です。
一部の材質や形状によっては条件が必要な物もあるのでお問い合わせください。
こちらに記載している以外の特殊な材料などでもテストカットをさせて頂ければ挑戦します。
キー材が欲しいのですが・・・?
まとめて仕入れる場合はキー材を製造している会社をご紹介しています。
少量の場合は工具屋さんで購入するか、最近ではインターネットやカタログ通販で簡単に購入することが出来ます。
止まり穴に加工する場合、刃物が抜ける場所(逃げ)が必要です、大まかに2通りの方法がありますので簡単な図で説明します。細かな寸法などはキー巾等の条件によって変わってくるので問い合わせ下さい。
図1のような方法で逃げをとる場合。
Aの径はキー溝を入れた場合、最後まで深さを入れても刃物が当たらない様に加工してください。Bの幅はキー溝の巾や材質によって変わってきますので解からない場合は問合せ下さい。
図2のような方法で逃げをとる場合。
C場所に外から穴を開けそこに刃物を合わせて加工します。Cの径はキーの刃物の巾より最低1mm大きい穴で加工して下さい。(径の大きさが少ないと切子が詰まったり、逃げ穴が少しでも曲がって加工していると刃が欠ける原因になりますので、出来るだけ大きくとって下さい。)